1951年、中国西安生まれ。
中国で最も評価が高く影響力のある監督の一人。
1968年に文化大革命で下放され、農場や紡績工場で労働に就く。1978年、文革後初めて北京電影学院が実施した試験を受けて年齢制限に引っかかるが、文化庁長官に手紙で訴え、撮影学科入学を許可される。1982年に卒業後は、撮影監督として活躍、チェン・カイコー監督の『黄色い大地』(84)、『大閲兵』(85)などを手掛ける。
1987年、監督デビュー作の『紅いコーリャン』でベルリン国際映画祭金熊賞を受賞し、中国からの新しい才能として世界にその名を轟かせる。その後も、『菊豆(チュイトウ)』(90)でアカデミー賞®外国語映画賞にノミネート、『紅夢』(91)で再び同賞にノミネートされると共にヴェネチア国際映画祭銀獅子賞に輝く。続く『秋菊(しゅうぎく)の物語』(92)で同映画祭金獅子賞、『活きる』(94)でカンヌ国際映画祭審査員特別グランプリ、『あの子を探して』(99)でヴェネチア国際映画祭金獅子賞、『初恋のきた道』(00)でベルリン国際映画祭審査員特別賞を受賞、世界からリスペクトされる映画作家となる。
その後、アジアのスターを集めた超大作『HERO』(02)、『LOVERS』(04)を手掛け、各国で大ヒットを収める。2005年には、尊敬してやまない高倉健を主演に迎え、『単騎、千里を走る。』を監督する。
近年の主な作品は、『王妃の紋章』(06)、『女と銃と荒野の麺屋』(09)、『サンザシの樹の下で』(10)など。2008年には、北京オリンピック開会式の総監督を務める。
1980年代に詩人としてキャリアをスタートさせ、成功を収める。長年、詩選集や小説を出版し続けている。1990年代に入ると、TV向けの脚本を書き始め、世の中に影響を与えた有名なドラマを15本手掛ける。1990年代後半から劇作家としても活動を始め、フランス、イギリス、アメリカなどで上演された「Banquet」、様々な劇団により600回以上公演されている「I Love Peach Blossom」などを手掛ける。作品の多くは中国全土で上演され、その名は本国で最も多作な劇作家として知れ渡っている。
映画の脚本家としては、チャン・イーモウ監督の『単騎、千里を走る。』(05)、ウォン・カーウァイ監督の『グランド・マスター』(13)などで賞賛を得る。
北京作家協会と中国脚本家協会の副会長も務めている。
1989年、北京電影学院卒業。チャン・イーモウ監督の『LOVERS』(04)で、アカデミー賞®と英国アカデミー賞にノミネートされ、全米批評家協会賞を受賞するという快挙を成し遂げる。イーモウ監督作品は、『単騎、千里を走る。』(05)年)、『王妃の紋章』(06)、『女と銃と荒野の麺屋』(09)、『サンザシの樹の下で』(10)も手掛けている。その他の主な作品は、『カンフー・ダンク!』(08)、『チルドレン・オブ・ホァンシー 遥かなる希望の道』(08)、ジャッキー・チェン主演の『ラスト・ソルジャー』(10)、『酔拳 レジェンド・オブ・カンフー』(10)、チョウ・ユンファ主演の『曹操暗殺 三国志外伝』(12)など。上海万博や北京オリンピックなどのプロモーションを含む広告作品においても賞賛を浴びている。
中国、上海出身の一流小説家で脚本家。英語作家としても確固たる地位を築く。20を超える作品と数多くの脚本を生み出し、その多くはTVや映画によって映像化されている。脚本を手掛けた作品には、ジョアン・チェン監督の『シュウシュウの季節』(98)、チェン・カイコー監督、レオン・ライ、チャン・ツィイー主演の『花の生涯~梅蘭芳(メイラン ファン)~』(08)、チャン・イーモウ監督の『金陵十三釵』(11)、ホ・ジノ監督、チャン・ツィイー、チャン・ドンゴン主演の『危険な関係』(12)などがある。
30を超える文学賞、映画賞を受賞し、小説や短編は20か国語以上に翻訳されている。コロンビア・カレッジ・シカゴの修士号を持ち、中国作家協会と全米脚本家組合に加盟している。