写真母と娘写真反右派闘争写真舞台

毛沢東(1893年-1976年)

中国の政治家・思想家。戦時下の中国共産党内で実権を握り1949年10月中華人民共和国を建国。現代世界史に大きな業績を残した人物として評価、英雄視される一方、大躍進政策の失政で多数の餓死者を出し、文化大革命の発動で文化、経済、国際政治の発展に損害を与えた人物として非難されるなど国内外での評価は二分する。

反右派闘争

1957年に毛沢東が発動した中国共産党に反対する右派分子を摘発する闘争。共産党の思想に批判的で、自由主義的思想傾向があるとされた人々が「右派分子」という罪に問われ、市民権を剥奪され、辺地での強制労働に駆り出された。
この反右派闘争によって共産党に反対意見を持つ知識人などが一掃され、共産党の独裁は大幅に強化された。

文化大革命

1966-1976資本主義文化を批判し、社会主義文化を守ろうという思想・政治闘争。失政で国家主席を辞任させられた毛沢東が再起のために始めた計画。
過激な学生を中心に「紅衛兵(こうえいへい)」が組織され共産党の後押しを受け全国に広がる。労働者・農民が推奨され、青少年の大規模な徴農、地方移送が行われた。また知識人や官僚に対する弾圧は熾烈を極めた。文化大革命で殺された人数は研究者によって見解が異なるが共産党中央委員会は死者40万人、被害者1億人との推計を出している。
毛沢東が1976年9月9日に死去し終焉。翌77年8月中国共産党は文革の終結を宣言。
釈放された知識人たちのほとんどが元の仕事先に戻り、政府から1957年以降の給料を支給されたり、経済的な援助を受けたりした。

妻への家路